ペドロ神父のことば

「あなたがたの中で良い業を始められた方が、キリスト・イエスの日までに、その業を成し遂げてくださると、わたしは 確信しています」フィリピ1:6

 来週、枝の日曜日から 聖週間が始まります。そして聖木曜日から「主の晩餐」聖なる過越の三日間に入ります。聖木曜日に イエスによって残された 一番大切な宝、即ち、聖体の制定を再現しながら 誰の内にもイエス様の深い愛が心に響くことでしょう。この典礼の中で 洗足式も行われます。神父は イエスのように 12人の信徒の足を洗い、手ぬぐいで拭きます。そうすると共同体の奉仕という根本的なキリスト教の教えが伝わります。復活の日に 世界中の信者は 厳かにイエスの勝利「死・十字架から復活・命へ」を祝いながら ミサに与ります。

 親愛なるイエスの聖心伊勢崎カトリック教会、わたしにとって これは 最後の伊勢崎教会だよりの巻頭言です。皆さんと一緒に 五年間 慈しみ深い 三位一体の神と神様の民に仕えて来ました。数えられない天からの恵みと幸せな時を頂けました。我々は 異文化、言葉の壁、自分の壁、それぞれの考え方とやり方において 神様のみ旨とみ国に集中することを学んだという気がします。言うまでもなく 教会の良きことを保つ為に 時には 労を惜しまず 前向きな 態度を取る必要があります。私達は 四旬節中 祈り、断食、施しを通して  自我を捨て、相手と和解し、恵まれない人々に配慮するよう努めますので、精神が高められます。やはり、自分の短所に気づくと 悪魔の力とわがままな自分自身と戦う為に 信徒の交わりと支え、神様の恵みが要ります。

 私は、共に過ごしたこの5年間をほんとうに皆さんに感謝しています。どんなに感謝しても感謝し尽せないという思いです。。少し振り返りたいと思います。ごミサ、勉強会、交わり、慈善のコンサート、会議、掃除、バザー、小さなバザー、長崎への巡礼、聖堂建設費返済完了、病者の訪問、教区大会、東ブロックの行事と交わり、お茶会、茶道、カトリック伊勢崎教会の新聖堂献堂10周年記念誌、毎週三回女性会の皆さんが食事を作って 私に届けてくださり、多国籍教会について考え合うこと「維持費、ミサ献金、教会への帰属意識」、離れている信徒を呼びましょう、福音を証しながら 伝えましょう。普遍の教会など。神に感謝!皆さん、私達のそれぞれの違う才能、文化、性格、使命は 教会を イエスにあって ふさわしい環境に作りあげていくのではないでしょうか。

 皆さんを指導しながら よく祈ったり、考えたり、相談したりしました。但し、完全な人がいませんので、自分の誤り、間違い、弱点を皆さんにおゆるしいただきたいと思います。御復活祭の後 栃木県南ブロック足利と佐野教会へ移動となります。お祈りください。キム神父をよく歓迎してください。私は 時々 山を降りて来ますよ。皆さん、是非 足利・佐野へ足を運んでください。イエスの聖心の 祝福が皆さんの上にありますように。

ペドロ神父 3月25日 神のお告げの祭日