主の公現

「目を覚ましていなさい。人の子は(イエス)思いがけない時に来る からである」マタイ24:42-44
 去年の待降節から昨日まで ルカによる福音に導かれて 慈しみ深い神様のみ顔を味わいながら 慈しみ深い人々になるように招かれて来ました。特別 聖年は 一人一人の魂に 大きな恵みと霊的な印象に残っているに違い    ありません。長崎への巡礼を行き、さいたま教区大会に与る前に 一緒に 松が峰教会で聖扉を通り、沢山の信徒は 全免償を得る為に 必要な条件を果たし、前橋教会で聖扉を通り、求道者が増えた等です。この恵みは 特別聖年の実り ではないでしょうか。
 今日は 待降節に入りますから、新しい年を迎えます。教会では 待降節から 新しい年に入り、教会のお正月です。今年は A年ですから、マタイによる福音に集中されるのです。待降節とは 到来、初めという意味です。この期間に 私達は イエスの誕生{生誕}を思い出し,降誕祭の準備をし、地上でのイエスの到来を祝います。待降節のもう一つの意味は 世の終わりの日には、イエスの再臨「来臨」と審判者として 来られるという関係があります。イエスの初めの訪れは 降誕です。そのことは 人類の為に 愛に溢れていた徴です。
 待降節には 四つの日曜日があります。そして、色々な象徴で 表します。待降節の花輪「リース」の中に四本のろうそくが立てられています。日曜日に それぞれの蝋燭を点灯し、第一の蝋燭は 希望、第二信仰、第三喜び「ピンク」、第四平和という意味があります。典礼の色は 準備と悔い改めの態度を象徴している紫です。ですから、目を覚まして、祈り続けて行けますように 天主に  心構えを捧げましょう。
 教会の暦に従って A年なので、マタイによる福音です。この福音は 様々な課題があるんですが、共にある神、インマヌエル、神と共に歩む歴史、 人類の救い主イエスキリストを説いています。マタイ28:19-20で イエスは  弟子たちを派遣する箇所があります。大切にしましょう。「あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは 世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」。小さな日本にある普遍の教会を考えると 幅広い宣教活動でしょう。でも、イエス様は 私たちと共にいて くださいますので 喜んで委ねられている使命を果たすことができると思います。
良い待降節を
ペドロ神父