力を尽くして 信仰には 徳を、徳には 知識を

「力を尽くして 信仰には 徳を、徳には 知識を」一ペトロ1:5

 皆さん、あなたは有徳の人であると言えますか。今 日本の学校では、生徒は 道徳を勉強しなければなりません。教会には 豊かな人間的徳の教えがあります。この教えを掘り下げながら、四つの枢要徳が 私たちの生活の中でどれだけ身についているか考えてみましょう。カトリック教会のカテキズムを使いましょう.       

1803 徳とは 善を行う堅固な習性です。それは単によい行いをさせるだけではなく、自分の最善を尽くさせます。有徳の人は 感覚的・精神的能力のすべてを挙げて善に向かい、善を追求し、具体的な行動をするときには 善を選択します。「有徳の人は、神に似た者となることを目指して生きています」。

1804 人間的徳とは、理性と信仰とに基づいて わたしたちの行為を統御し、情熱を秩序づけ、行動を導く、知性と意志との堅固な習性、安定した傾き、習性的な完全さです。 人間的徳を備えている人は、容易に、自制心と喜びとをもって倫理的に正しい生活を送ることができます。有徳の人とは、善を自由に行う人のことです。倫理徳は 人間の力で 習得できるものです。これらの徳は倫理的に 正しい行為の実りであり、萌芽であって、人間のあらゆる能力を神の愛に あずかれるようにしてくれます。 

1806 賢明とは、あらゆる状況のもとでわたしたちの真の善を実践理性に識別させ、これを実現するための正しい手段を選ばせる徳です...この徳のおかげで、わたしたちは 倫理原則を個々の場合に誤りなく適用し、行うべき善や避けるべき悪が何であるのかという疑問を解決することができます。                

1807 正義とは、神と隣人とに帰すべきものを帰すという一貫した堅固な意思 によって成り立つ倫理徳です。神に対する正義は「敬神徳」と呼ばれます。人間に対しては、各自の権利を尊重させ、人間関係の中で個人と共同善とに関する公平を促進する調和を定めさせます...

1808 勇気とは、困難にあっても断固として粘り強く善を追求させる倫理徳です。誘惑に抵抗したり、倫理生活の障害を克服したりする決心を固めさせてくれるものです。勇気の徳は、死の恐怖さえも克服し、試練と迫害とに耐えることができるようにしてくれます。正義を守るためには自分のいのちを捨て、犠牲に供することさえいとわせません...

1809 節制とは、快楽の誘惑を抑え、この世の善を程よく用いさせる倫理徳です。本能に対する意志の支配力を保証し、欲求の中庸を保たせます。節制を保つ人は自分の感覚的欲求を善に向かわせ、健全な控え目を守り欲望のままに生きることがありません。

1810 神の助けによって、性格を鍛え、容易に善を実践させるようにします。有徳の人は喜んで徳を実践します。                            

ペドロ神父    2015年6月29日 聖ペトロと聖パウロ使徒の祭日