一粒の麦

「一粒の麦は、地に落ちて死ななければ、一粒のままである。
だが、 死ねば、多くの実を結ぶ」  ヨハネ3,24
   皆さんがご存知のように 10月は 全教会で 宣教の月として 祝われています。私は 宣教師として 常に 今月に新しい目を注ぎます。今日 膨大な数の人々が、まだ イエス?キリストを知らないという事実を聞くとどう考えますか。様々な理由がありますが、大きな規模で 普遍の教会は 信徒に 福音の宣教を 広めるように 促しています。この巻頭言で 所々「世界宣教の日」教皇 フランシスコのメッセージを強調したいと思います。そして、今までの伊勢崎カトリック教会での活動を評価してから、来年の教会委員会が入れ替わることを少し扱おうと思います。
[旅する教会は、その本性上、宣教することを使命とします] カトリック教会のカテキズム850。教皇フランシスコは「世界宣教の日を きっかけに 様々な大陸の信徒は 若い教会「宣教の地」を支援する為に 祈りと具体的な連帯のしるしに従事する」とおっしゃっていました。フランシスコは 72人を派遣すると72人、帰って来る場面「ルカ10章」を引用して、 イエスは 弟子達に 御自分の喜びに 彼らが 以前に経験したものよりも 違う喜びに与って欲しいと書きました。世界の多くの地域は、司祭職と奉献生活への召命の不足を経験して います。多くの場合、共同体は  使徒的な熱意を欠いており、熱心さも 欠如していますので、他の人を魅了することに失敗しています。喜びと、熱意と他の人にキリストをもたらしたいという願いがあれば、本物の召命が 生じます。私達は 福音宣教の喜びを 奪われないようにしましょう」。
皆さん、伊勢崎教会の信徒の熱心さをどう感じますか。ご一緒に  祈っている時に「ミサ、聖体礼拝式、ロザリオ」神様の存在を実感しながら 共同体と国際的な教会として 互いに 励まし合うことによって、ますます イエスの近くにいることを感じていますか。積極的に 教会活動に参加し、相互理解を作り、イエスに見出した福音の価値と喜びを他人に分かち合いたいという 熱意が生み出されていますか。10月28日に 楽しいバザーが開催されるという企画があります。未信者も 参加できるように努力しましょう。11月に一日殉教者と共に過ごしましょうという計画が あります。私は 心から 望んでいます。もし 日本の教会で もっと殉教者の 良さについて伝えたら、イエスに従う人々が増えると思います。12月にカリタスコンサートもあります「慈善演奏会」。今年は フィリピンの為です。この活動のおかげで、我々は 貧しい人を助けることが出来ます。それに、フィリピン共同体として 伊勢崎教会が 積極的に参加するためのいい機会です。次に成長しなければならない 二つのことを述べます。一つは、新信者名簿が まだ少ないということです。もう一つは ミサに出る人々を歓迎する人「案内者」を 見つける必要が あります。
来年の教会委員会について述べましょう。伊勢崎カトリック教会には 多くの信徒がいますけれども、ある信者さんは よく喜んで 教会の活動に携わっていますが、多くの信者さんは 教会の為に 時間を捧げるのは  少ないという気がします。それは バランスを必要とします。忙しい人でも 教会の為に 自分の 賜物を共有すべきです。大切な事は 奉仕と「一粒の麦」のように 自分自身を 無にすることです。今まで 奉仕して来た信者の皆さんに話します。皆さん、疲れを感じますか。負担が重過ぎると 思いますか。別の活動に入りたいでしょうか。新しい信者に チャンスをあげようと思いませんか。神様の民に対して 奉仕の 決意を持っている信徒は 喜んで 世話していますし、軛ではなく 光栄と判断 しています。実際に、「受け入れるよりは 与える方が 幸いである」使徒20,35.皆さん、どう いう風に 新教会委員会と教会活動を分けたらいいでしょうか。これから 祈りましょう。色々な方法があります。例えば、担当司祭が任命すること;又は 選挙ですが この教会では 結構困難なことです;総会中で選ぶこと;それぞれの会議と共同体の中で 二人を選ぶことです。とにかく、司祭の承認が必要です。先ず 聖霊に導かれて、ふさわしい方が選ばれるように 願いましょう。
最後に、小さい使命を与えます。十月の期間中 キリスト教者ではない方をミサに招待する為に教会へ連れて来てください。友達、近所の人、 同僚、知り合い、知らない人も誘ってみてください。[福音を告げ知らせないなら、わたしは 不幸なのです]一コリント9,16.皆さん、大天使聖ミカエル、聖ガブリエル、聖ラファエルの助けによって ゆだねられた使命を惜しまずに 果たすことが出来るように 祈りましょう。
ペドロ神父 2014年9月29日聖ミカエル,聖ガブリエル,聖ラファエル 大天使の祝日